介護ボランティアポイント制度

 65歳を過ぎれば自分は介護を受けるだけの身だと思ってはいませんか。65歳を過ぎてもできる介護のお手伝いをしてあげる道があります。

 介護ボランティア制度です。65歳以上の高齢者が地域で介護支援のボランティアをすることで介護保険料を軽減できる「介護ボランティアポイント制度」です。介護のお手伝いをしてあげて,介護保険の割引が受けられる一石二鳥の制度です。

 すべての市町村が実施しているわけではないので具体的にはご自分の市町村にお問い合わせください。また,その内容も市町村によって同じではないのでこれもまた市町村にお問い合わせください。当事務所のある甲府市についてはここをご覧ください。山梨県では現在富士吉田市でも実施しています。

 市町村によって多少異なっておりますが,ここでは甲府市に例を取って概要を説明します。甲府市では「笑顔ふれあい介護サポーター事業」と名付けています。

 対象者は甲府市在住の65歳以上の方です。従事する作業は次のとおり。

 

  • レクリエーション等の指導及び参加支援
  • 施設の催事や行事の手伝い
  • お茶出し、配膳、下膳等の補助
  • 散歩、外出及び館内移動の補助
  • 話し相手
  • 床掃除、草刈り、洗濯物の整理等
  • その他市長が認める活動

 詳しい活動内容や時間などは各施設で異なります。ボランティア活動をする事業所は地域密着型サービス事業所に限られます。

   1時間のお手伝いで1ポイントです。1日2ポイントが限度となります。年間50ポイントを限度とします。1日2時間,年間50日のボランティア活動。10ポイント1000円,10ポイント単位で50ポイント5000円ということになります。

 申請によって支払が行われます。ボランティア精神で行いますので申請するかしないかは自由です。

サポーター活動に参加することによって,心身の健康の保持と増進および介護予防の効果があるのではないでしょうか。

 注

介護支援ボランティア制度は2007年、介護予防のために市町村が行う介護保険法の「地域支援事業」の一環としてスタートした。2011年1月現在,東京都稲城市の調べによると45市区町村である。

 

成年後見・任意後見のお問い合わせは   055-251-3962    090-2164-7028

                  神宮司行政書士事務所まで

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