孤立死,孤独死

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<孤独死>「1週間で発見は除外」 UR統計方針に波紋
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120511-00000029-mai-soci 
 賃貸住宅での孤独死について、都市再生機構(UR)が昨年秋、死後1週間以内に遺体が発見されたケースを統計に含めない方針を決めたことが波紋を広げている。URは「亡くなった瞬間に1人でも、孤立していたとは限らない」というが、孤独死対策に取り組む団体は「期間を区切ると実態が見えにくくなる」と反発している。相次ぐ孤独死の現実をどうとらえるべきか、関係者の苦悩が続く。【山寺香】(毎日新聞)

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 孤独死,孤立死の定義ははっきりしていません。孤独死も孤立死もほぼ同じ意味合いで使われているようです。


 内閣府「平成22年版高齢社会白書 第1章高齢化の状況」のなかにおいて『誰にも看取られることなく息を引き取り、その後、相当期間放置されるような悲惨な「孤立死(孤独死)」の事例が頻繁に報道されている。』と記されています。
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2010/zenbun/html/s1-3-3-02.html
 統計上の定義をどうするかは大事なことですが,それはそちらの議論に譲ることにしましょう。


 ここで問題にしたいのは,社会的なサポートを望みながらそれが得られないまま,亡くなってしまう人がいると言うことです。


  孤独死,孤立死が起きやすい環境として,ウィキペディアは次の6つを上げています。
 1.高齢者
 2.独身男性(配偶者との死別を含む)
 3.親族が近くに住んでいない
 4.定年退職または失業により職業を持たない
 5.慢性疾患を持つ
 6.アパートなどの賃貸住宅(隣家に無関心)


 社会的な接触がないまま孤立化してしまい,結果的に孤独死,孤立死を招いています。地域全体でひとり暮らしの弱者を見守っていく活動を今以上に強化していく必要があります。
 孤立死,孤独死というとひとり暮らしの弱者のみが見守り対象と考えがちですが,「老老介護世帯」「本来支援を受けなければならない者同士の同居世帯」を含めた支援活動が求められています。


 とはいえ,人の支援を受けるのを潔しとしない人もいます。また,他人が自分の家庭に無遠慮に入り込んでくることを好まない人もいます。。こうした支援を受ける者の気持ちも十分尊重したなかで地域活動を通じて支え合っていかなければならないという難しさもあります。

 

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