親が認知症になる可能性はどのくらいあるのだろうか。

認知症の年齢区分別出現率
認知症の年齢区分別出現率

 家庭で認知症の親を抱える可能性はどのくらいになるのでしょうか。

 

 65歳を過ぎた者が認知症になる割合はごく軽症の者を含めても平均すれば1割程度でそれほど高いものではありません。

 しかし,歳を取ると認知症になる人が増えてきます。

 

 85歳以上では4人に1人(25%)は認知症になるといわれています。

 

 80歳以上では7人に1人(14.6%)になります。

 

 以上の数字は「老人保健福祉計画策定に当たっての認知症老人の把握方法等について」(平成4年2月老計 第29号、老健14号)を参考にしています。

 

 ということは,80歳以上の親がいらっしゃるご家庭の多くは認知症のご親を抱えることになります。

 

 また,現在は80歳にはなっていないとしても何年か後には認知症のご親を抱えたご家庭になる可能性が高くなります。平成18年簡易生命表によると75歳男性の平均余命は11.31年となっています。

 

 認知症の親御さんを抱える可能性が高いとすると,その準備をしておく必要が出てきます。
 また,すでに親がすでに認知症である場合にはそれに対する対応が必要になってきます。

 

 次回はすでに親が認知症ななっている場合の家族の対応について考えてみたいと思います。

 

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