甲府市の高齢化の現状(高齢化率と第1号被保険者認定率)

高齢化率

 
 高齢化率とは65歳以上の高齢者人口が総人口に占める割合のことを言います。甲府市ではこの高齢化率が平成23年4月1日現在24.7%となりました。市民の4人に1人が65歳以上の高齢者だと言うことを意味します。


 高齢化率によって次のようにその社会を分類するのが一般的です。
  高齢化社会 高齢化率7%~14%
  高齢社会 高齢化率14%~21%
  超高齢社会 高齢化率21%~


 この分類にしたがえば日本(23.2%),山梨県(24.2%),甲府市(24.7%)ともに超高齢化社会に突入していることになります。
 甲府市は国,県を上回る速さで高齢化が進行しています。


 市の推計によりますと3年後の高齢化率は更にすすみ26.3%とされています。65歳以上の高齢者が3.8人に1人の計算です。


甲府市の第1号被保険者認定率 


 65歳以上の高齢者が介護保険を利用する割合は平成23年で18.5%です。平成26年には19.7%と見込まれています。65歳以上の高齢者の約2割が介護保険を利用していることになります。

 この割合のことを第1号被保険者認定率と言います。認定率は正確には以下の計算によります。

    65歳以上の要介護認定者数÷第1号被保険者数(65歳以上)

 
甲府市高齢者支援計画

 
 こうした市の高齢化の現状を踏まえて,平成24年から3年間の甲府市高齢者支援計画を策定して発表しています。計画が効果的に実行に移されることを期待しています。


日本,諸外国の概況

 
 日本が超高齢化社会になったのは人口推計の結果によれば平成19年(21.5%)です。今から5年前のことです。


 平成22年の国別の高齢化率を見てみますと以下のようになっています(一般人口統計2010年版)。
 いわゆる先進国と呼ばれる国を目につく範囲で見ますと,日本23%台,アメリカ13%台,ドイツ20%台,ギリシャ18%台,スウェーデン18%台,イギリス16%台です。

 

 日本だけが超高齢化社会であり,アメリカがかろうじて高齢化社会ですがほとんどの国が高齢社会になっています。


(甲府市の広報7月号の甲府市高齢者支援計画に関する記事を参考にしました)。

 

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