以前に介護保険法の改正にともない定期巡回・随時対応サービスが開始したとお伝えしました。実際にこのサービスの利用ができるようになるのはかなり先になるのではないかとも書きました。
最近厚生労働省から全国の実施状況が発表（定期巡回・随時対応サービスの事業所数（平成24年10月末） ※老健局振興課調べ）されました。
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/gaiyo/dl/jissi-h2410.pdf
正式の呼称は「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」サービスです。今年４月の介護保険法の改正の目玉でした。「自宅で介護が必要な人に定期的な巡回訪問をしたり、24時間随時通報を受けたりして、入浴や排泄、食事等の介護や日常生活上の世話をします。」と甲府市のホームページにはあります。
在宅で介護を受ける人のために定期的に一日定期的にも訪問を受け必要な介護・介護を受けることができるとともに，容態の異変などの緊急対応もそのつど受けられます。料金は緊急対応の介護・看護の回数にかかわらず決められた料金で済みます。
全国では６８市区町村で１１７事業所が活動をスタートしています。ここでは山梨県の状況を見ていきます。山梨県では甲府市一市のみがサービスの提供を開始しています。
事業所は指定おおくに定期巡回・随時対応型訪問介護看護ステーション（医療法人笹本会）です。平成２４年１０月１５日に開始している模様です。
http://www.city.kofu.yamanashi.jp/kaigohoken/kenko/fukushi/kaigo/jigyosho/documents/teikijyunkai.pdf
その他の山梨県内の市町村ではまだサービスの提供はなされていません。制度発足から半年たった全国の実施状況から見てもあまり期待できません。
「夜間，早朝の訪問介護・看護が可能であるとともに緊急時の呼出しもでき，利用回数や頻度にかかわらず低額の利用料で在宅介護・看護を受けるサービス」を希望する者すべてに提供できるように市区町村の奮起を期待したいところです。
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