死なないでも死亡保険金の受取ができる(認知症患者への高度障害保険金支払)

 死亡したと見なして死亡保険金が支払われる場合があります。高度障害保険金と呼ばれています。

 

 入院給付金,障害給付金,手術給付金などは生存中に支払われることは知っているひとは多いと思いますが,死亡保険金額全額が生存中に支払われることは知らない人は多いと思います。

 

 ここでは,認知症と高度障害保険金に関連することを取り上げます。高度障害保険金の支払いは以下の場合におこなわれます。

 

被保険者が、責任開始日以後の病気やケガを原因として
(1)言語またはそしゃくの機能を全く永久に失った場合
(2)中枢神経系・精神または胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要する状態になった場合

 

 一つ注意が必要です。高度障害保険金の支払いを受けますと入院給付金などの支払いは受けられなくなります。通常、高度障害保険金を受け取ると高度障害状態に該当したときにさかのぼって契約は消滅してしまいますから,それ以降の入院給付金なども受け取れなくなってしまいます。

 

 次の生命保険文化センターの記事を参考にしてください。
 http://www.jili.or.jp/knows_learns/q_a/life_insurance/life_insurance_q25.html

 

 詳細はご加入の保険会社にお問い合わせください。

 

 ご家族に重度の認知症の家族をお持ちの方は,ぜひ一度認知症の方が加入している生命保険をお調べになったらいかがでしょうか。

 

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