24時間対応定期巡回・随時対応サービスのその後の状況(平成26年3月末)

24時間対応定期巡回・随時対応サービスが平成24年4月にスタートして2年がたちます。現在(平成26年3月末)の状況を点検してみます。

 

1.定期巡回・随時対応型訪問介護看護

 

国は介護の場所の中心を施設から在宅へ移そうとしています。それを支える施策の中心の柱として「24時間対応定期巡回・随時対応サービス」を提供することにしました。正式名称は「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」といいます。

サービスの実施主体は市区町村となります。

 

24時間対応定期巡回・随時対応サービスとは

 

①日中・夜間を通じて

②訪問介護と訪問看護の両方を提供し

③定期巡回と随時の対応(訪問を含む)をおこなうサービス

 

をいいます。

 

2.普及状況

 

定期巡回・随時対応サービスの事業者数(平成26年3月末)

 

全国

       2012年6月  2012年12月  2013年6月  2014年3月

実施自治体数     35       83     154     196

事業者数       47       140    300      434

利用者数       331      1315   3244      6792

 

 

山梨県     2012年6月  2012年12月  2013年6月  2014年3月

実施自治体数             1             3

事業者数               1             4

2014年3月現在の実施市町村:甲府市(2),笛吹市(1),都留市(1)

 

全国状況

 

全国の状況を見るとたしかに徐々にではあるが増加しています。しかし,実施市区町村は196自治体で1741市区町村のうちの12%とにも満たない状況です。事業者数は434,利用者数は6792名であり,とても施設での介護に変わって在宅介護を担える状況だとはとてもいえません

 

山梨県の状況

 

山梨県では27市町村のうち3市町村が実施しているにとどまっています。ここでも,全国状況と変わらない状況を呈しています。

 

3.まとめ

 

自宅介護の流れだけが加速されているような印象を受けますが,それを支える受皿である「24時間対応定期巡回・随時対応サービス」も同時に充実するようにして欲しいものす。

 

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