カテゴリ:2013年11月



2013/11/22
 新聞,雑誌などを見ていると保険料と保険金を取り違えて使っている記事を見かけることがあります。  保険料というのは保険会社に保険契約者が支払うものです。逆に保険会社が保険契約者が指名した保険金受取人に支払うものが保険金です。一字違うだけのせいでしょうか,意味が正反対なのですが間違えて使ってしまう人が多くいます。...
2013/11/11
 晩年のこと,死後のことを自分で準備をしましょうという活動のことを終活と言うようです。遺言書の作成,リビング・ウィル,献体,臓器移植,葬儀のことなど多岐にわたっています。  亡くなった後,遺族から見れば本人のわがままとも取れる遺言(付言事項)やエンディングノートの記載などは避けるべきです。それが遺族への本当の思いやりだと思います。...
2013/11/07
 認知症の高齢の男性が鉄道内に立ち入り,列車事故で死亡しました。この事故に伴う列車遅延などによる損害の賠償が,男性の妻と4人の子供たちに請求されました。名古屋地裁において,男性の妻と介護にたずさわっていた長男とに賠償責任を認めた判決が言い渡されて,話題になりました。  産経新聞の記事によると事実経過は次のようなもののようです。...
2013/11/04
 ひとの財産のことをとやかく言ったところで,自分の懐が温かくなるわけではありません。やなせたかし氏の奥様は先立たれており,二人の間に子供がいらっしゃらないと聞き,遺産相続の一般論として興味が湧きました。 (1)ほかの相続人はいらっしゃらないのか(法定相続人の存在)...
2013/11/03
 相続関係の本やアドバイスを見ると,自分が亡くなった後に家族間で揉めないように,遺言書を残しましょうとしたものが多いようです。  たしかに,親の死後に遺産相続をめぐって家族・兄弟姉妹間で骨肉の争いが発生することも,多いのは事実です。ひとは,これを争族と呼んだりしています。こうした争族には遺言書が大きな役割を果たします。...