カテゴリ:2013年4月



2013/04/24
 本人が生存中に相続人が「私に相続財産を一銭も残さなくても文句を言いません」と家庭裁判所の許可を受けて宣言する。それを遺留分放棄というのだという話を以前しました。  本人が亡くなった後に「私は相続財産は一切いりません」と家庭裁判所の許可を受けて宣言する。これを相続放棄と言います。...
2013/04/20
 遺言で相続財産を残す相手の指定の仕方に対してあだ名が付いているものがあります。「跡継ぎ遺贈」「裾分遺贈」「補充遺贈」というのがよく取り上げられます。どうでしょう,あだ名からどんな内容のものか想像がつきますか。 (1)跡継ぎ遺贈...
2013/04/14
 前回,遺留分の放棄をすることは相続の放棄をすることではないと書きました。その当たりにもう少し説明をしようと思います。  生前の遺留分の放棄は家庭裁判所の許可が必要であることは前回述べたとおりです。本人が死亡して相続が開始したときの生前に遺留分を放棄した相続人の立場はどういうことになるか考えてみましょう。...
2013/04/12
1 生前の遺産分割協議は無効です。  本人がまだ生存しているのにその人の財産を勝手に分割する協議をすること自体が異常です。相続財産ではないので遺産分割協議と呼ぶのは体裁が悪いのでしょうか生前協定と呼ぶこともあります。...