カテゴリ:2013年9月



2013/09/30
 さきごろ,「非嫡出子の相続分が嫡出子の半分だと決めている現在の民法の規定は,憲法違反だ」と最高裁判所が判断しました。  それでは,相続人が望めば必ず遺産の分け前にあずかれる遺留分の受取割合に,非嫡出子と嫡出子の差はあるのでしょうか。民法には,「遺留分は法定相続の相続分に準ずる」と規定されています。...
2013/09/23
 相続人のいない財産が過去最高の375億円になったという記事が昨日(平成25年9月22日)の朝日新聞の38面に載りました。「増える 相続人なき遺産」。遺産を受け継ぐ人がいなくて国庫に納められる実態に興味が湧き,少し調べてみました。  相続人不明の相続発生件数,国庫納入金額,発生率ともに増加を続けています。...
2013/09/16
 婚外子(非嫡出子)の相続分が嫡出子の半分であるのは憲法違反であるとの最高裁判所の判決が出て話題になりました。  「嫡出子とは結婚中の男女の間に生まれた子供のことであり,婚外子(非嫡出子)は結婚していない男女の間に生まれた子である」という解説をお読みになったのではないでしょうか。...
2013/09/08
 婚外子(非嫡出子)とは結婚していない男女の間に生まれた子供のことをいいます。この男女がめでたく結婚をすれば男の認知を前提として非嫡出子は嫡出子の身分を得ることができます。これを準正と呼びます。嫡出子の身分は準正の場合を除き結婚をしている男女の子として生まれることによって得られます。...
2013/09/05
 「婚外子格差 違憲」という報道が大きくなされています。昨日(平成25年9月4日)最高裁判所の判断が示されたのを受けてのものです。  最高裁の決定の内容は以下のようにまとめられるとおもいます。 (1)非嫡出子の相続分は嫡出子の相続分の半分であるという民法の規定は憲法に違反している。...
2013/09/03
 親と同居をしていない場合,法定後見の申立てはその申し立てをする子供の住んでいるところを管轄する家庭裁判所でしょうか。それとも親が住んでいるところを管轄する家庭裁判所でしょうか。親の住所地を管轄する家庭裁判所が法定後見を申し立てる窓口となります。...