家庭裁判所への成年後見申立

成年後見手続の概要(家庭裁判所作成ビデオ)

 家庭裁判所は法定後見の手続について説明するためにビデオを作成した。現在,動画になって最高裁判所のホームページに掲載中。

 

 収録内容は以下のとおりです。

  

  こちらから↓

  http://www.courts.go.jp/video/seinen_kouken_video/index.html

 

 あるいは,下記の緑色になっている文字「ブロードバンド」あるいは「ナローバンド」か該当する方をクリックしてください。通常はブロードバンドをクリックすればいいでしょう。

本編

制度や手続の一般的な内容を図表等を用いながら分かりやすく解説しています。

その他の説明編

本編の補足的な説明が盛り込まれています。

手続・必要書類・費用

申立人

(1)後見開始の申立ができる者

  本人、配偶者、四親等内の親族

  保佐人、保佐監督人

  補助人、補助監督人

  検察官

  未成年後見人、未成年後見監督人

 
提出書類

(2)家庭裁判所への提出書類

1.申立書(家庭裁判所備付け)
2.本人の戸籍謄本
3.本人の住民票または戸籍附票
4.本人の診断書(家庭裁判所が定める様式のもの)
5.本人の登記されていないことの証明書
6.本人の財産に関する資料
7.その他申立をおこなう家庭裁判所が定める書式
費用など

(3)後見開始の申立の費用など

1.申立手数料

•収入印紙 800円分
•郵便切手 申立家庭裁判所が定める額(4000円分前後)
2.後見登記費用

   収入印紙 2600円分

3.必要に応じて裁判所が定める鑑定費用(2万円から10万円前後)

    鑑定が必要になる申立は全体の三分の一程度といわれ減少傾向にある。
後見人の資格

(4)後見人になれない人

   後見人に選任されるための特別な資格はないが、次の者はその資格がない。

1.未成年者
2.破産者
3.行方の知れない者
4.家庭裁判所で免ぜられた法定代理人・保佐人・補助人
5.被後見人に対して訴訟をし、又はして者並びにその配偶者及び直系血族
 

 ここでは後見人についての手続について記したが、保佐人・補助人についても同様に考えればよい。