高齢者を地域で支える

 用事があり,包括センターを訪ねました。地域包括センターは地域における保健・福祉・医療の総合的な相談窓口です。
 甲府市では包括支援センターの業務を外部に委託しています。現在9ヶ所の地域包括センターがあります。相談料は無料です。


 訪問先支援センターが発行した6月号に相談者の内訳が載っていました。


 記事によりますと,ここ2年間では本人・同居家族からの相談が減少しています。それとは逆に,別居家族からの相談が増え,また近隣者や本人の周りの関係者からの相談が増えています。


 その理由はこの記事でははっきりしません。この包括センターが担当する地区がどちらかというと新興住宅地を抱える地域であることが関係するかもしれません。 高齢者だけの家庭が増えてきているのではないでしょうか。そしてこれを都会に出た子供が心配して相談。また,近所の者などが心配して相談した結果ではないかとも推測できます。


 私としては,本人・同居家族からの相談が減少していることが気になります。本人の生活を日常的に支える者がおらず,その結果として相談にたずねる家族がいないことになります。高齢者だけの家庭が孤立しています。
 救いは,同居の家族の減少をカバーして近隣者等の関与が増えていることだと思います。地域全体で高齢者を支えていこうとする芽を感じるからです。

 

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